昔、メ族はファサン族を追い払い、一人で天下を取ろうとしたが、ファサン族が崇拝する神山の呪いを受け、荒野をさまよう身となった。
メ族の女族長スは、ファサン族を滅ぼすため、ファサン族の男の恨みを受け入れ、運命の子であるビを産む。
黒い月が出る日、ビの血を天剣に塗れば、メ族は失われた土地を取り戻すことができる。
しかし、ハンがビを奪って逃げてしまい、スの夢は水の泡となる。
ビはファサン族の地でダンとジョクとヨンと友達に育つ。
時が流れ、もう一度黒い月が昇る日が近づくと、スはビを拉致するために武士たちを派遣する。
ダンは部族の運命のために、メ族より先に愛するビを神山で殺そうとするが、密かにビを愛してきたジョクがその先を阻む。
族長になるジョクは婚約者のヨンと部族全体を見捨てて、ビを救うためにメ族の地に向かう。 ビの血で天剣を完成させ神山の脈を断てばビは生き返るからだ。
友達として、また恋人として一緒に育ったダン、ジョク、ビ、ヨンはもう敵として立ち向かうが···。